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カラーの補色について(ヘナとインディゴ)

こんな人が書いてます

◆幸村 龍(こうむら りょう)

◆株式会社エコノワ

 ヘナインストラクター/講師/マネージャー

◆ヘナ専門美容室「月と風」

 トップスタイリスト

[経歴]

外国語大学卒業後、美容室にてスタイリストを経験、その後化粧品メーカーでインストラクター/講師を経て、現在に至る。毛髪&頭皮理論、薬剤にも精通しており、社外での講師も受け持つ。商品開発や企画も兼任している。

 

詳しくはこちら→「幸村 龍とは?」

「補色」を知ることが大切!

ある日Jrスタイリストのスタッフが

「ブリーチをしたら緑になった!」
とても焦った様子で私に連絡してきました。

 

詳しく聞くと、ずっと毛先は赤みを抑えるためにインディゴ系で染めていて、今回もっと全体を明るく遊び心を出したいということでブリーチをしたそう。

 

すると、明るくなった部分が緑に…。まさか緑になるとは思わずかなり焦ったようです。

 

ポイント①
「緑になったことをマイナスに考えてはいけない」

確かに色味だけ見て、これが仕上がりだとしたらさすがの私でも冷や汗ものでしょう。

 

しかし、今回ブリーチの目的が「明るくする」「もっとアッシュぽくする」

 

であればむしろ良かったと思えるくらいの余裕を持てるといいですね

 

ポイント②
「現状マットならブラウンを被せればアッシュブラウンになる。」


◆緑の反対の色(補色)→赤

◆マットの補色→オレンジ(ヘナ100%)

 

ですよね。しかしこの場合にオレンジ=ヘナを被せてしまうと普通の茶になってしまいます。

 

本人の希望が明るめのアッシュなので、単純にブラウンを被せればアッシュブラウンになるというわけです。

 

日本人は赤みが強くアッシュが出にくい人種です。

 

【マット=赤みがない=アッシュが出る】なのでむしろ好都合だと考えて前向きにヘナをしていく姿勢が大切だと思います。


しかもそれだけインディゴの色持ちが良い裏付けですね。

※ちなみにインディゴは傷んだ髪ほど吸着しやすく残りやすい。

 

アッシュ感を出すために

 

デザインカラーを毎日していた頃はブリーチせずにいかにきれいなアッシュを出すかを考えた時は、

 

いかに赤みがない状態にまず持っていくか。

 

赤みのある髪の状態であれば、まずマット(緑系)に寄せていき、マット系になったら勝ちと思ってました。

 

私は今までの経験も含め、ヘナをもっと活かせる、広める可能性を追求していきたいと思います。

インストラクター 幸村 龍

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